スイス・レーティッシュ鉄道ファンのブログ

スイス・氷河特急を走らせるレーティッシュ鉄道をテーマにしたブログです。

ベルニナ急行車体表示に「i」がない。レーティッシュ鉄道に問い合せました。

1月末にKATOから発売されたベルニナ急行の「新ロゴ表示セット」
Api1301の車体表示をよく見ると「Ap1302」となっています。

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KATO Api1302 ですが、車体の表示は 「Ap1302」です。

前回、発売されたApi1304は「Api1304」でした。

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KATO Api1304  車体の表示は 「Api1304」,「i」があります。


レーティッシュ鉄道の形式表示が次のようになっています。
A ; 1等車
B ;  2等車
p ;  パノラマ車両
i  ;   車イストイレ付き車両

KATOが印刷ミスをするはずがないと思い、Web上でベルニナ急行「Ap1301」の写真を探すと新ロゴの車両が出てきました。

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ベルニナ急行 新ロゴ 塗装後 「Ap1301」と表示されています。

 実物も「Ap1301」になっています。

ドア左側の窓の形状を見ても車イストイレは付いているようです。
 なぜなのか?

つたない、Google 翻訳で翻訳した英文で問い合せたにも関らず、レーティッシュ鉄道・ベルニナ急行のプロダクトマネージャーから丁寧にお返事をくださいました。


 それによると、「UIC『国際鉄道連合』の車両表示に合わせた。コントロールカーには、車イストイレが付いていても「i」をつけていなかったので、これに習った。」との事です。

レーティッシュ鉄道以外の会社では「i」を下記のように使っているようです。

ドイツ;mと組み合わせて、インターレギオ用の客車を示す。

    かつては、貫通路はあるが幌がないことを示していた。

オーストリア;i 開放乗降口つきの中央ドアの2軸客車近隣諸国の表示基準に合わせた。

  と、言う事でした。
 私としては、レーティッシュ鉄道は国際列車を運行していないのだから、独自の表示方法でよかったのに、と、思います。


 ちなみに、UICには、日本のJR東日本JR東海JR西日本JR貨物、JR総研が加盟しています。
参考文献;https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%A2%E8%BB%8A%E3%81%AEUIC%E5%88%86%E9%A1%9E%E8%A8%98%E5%8F%B7

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