スイス・レーティッシュ鉄道ファンのブログ

スイス・氷河特急を走らせるレーティッシュ鉄道をテーマにしたブログです。

アレグラの仲間が来ました その3 3506編成

KATO RhB Allegra 4編成目 3506編成が発売にされました 一番手前

KATOのアレグラは4回目の再生産です。

(うち2回はベルニナ急行として生産)

 

KATOから今回発売された 3506編成

今回の3506編成は、前出のArosaやABBと違い、普通にKATOから発売されたアレグラ再生産品です。
レーティッシュ鉄道の車両には愛称が付いていて3506の文字の上に書いてあります。
KATOの製品でも印刷されています。
でも、小さすぎて読めません。
マクロレンズを使っても見えません。
どう印刷しているのか??不思議です。
3506は「Anna von Planta」
Anna von Plantaは、レーティッシュ鉄道が走るスイス・グラウビュンデン州出身の慈善家(1858年~1934)です

 


ところで、アレグラの正式な形式名はABe8/12です。

A:1等
B:2等
e:動力車軸が8本/全体の車軸12
1両目と3両目が動力車
1両あたり4本の車軸があるので4軸×3両で12軸
パンタグラフは3両ともについていますが、
1両目と3両目(先頭車)のパンタグラフは直流用。
サンモリッツ⇔ティラーノ間のベルニナ線で使われます。
中間車のパンタグラフは、交流用。
アルブラ線、アローザ線など全線で使われます。

 

2015年に発売された 3501編成

KATOのアレグラが発売されたのは
2015年4月で3501編成でした。
愛称は「Willem Jan Holsboer」
Willem Jan Holsboerはレーティッシュ鉄道の創設者(1834~1898)

 

2016年 ベルニナ急行として発売された 3502編成

 

2016年2月
アレグラ3両とベルニナ急行の客車2両の5両セットで3502編成
「Friedrich Hennings」アルブラ線の建築家で設計責任者(1838~1922)

 

2021年 ベルニナ急行として再生産された 3508編成

アレグラ3両とベルニナ急行<新ロゴ>4両の組み合わせで3508編成
「Richard Coray」橋梁技術者(1869~1946)

 

これで赤いアレグラが4編成発売されました。

 

RhB ABe4/16 3101編成

ところで、アレグラには、類似車両があります。
4両編成で、このうち1両だけ動力車です。
交流電源専用で、主に平坦地で運転されています。

ABe4/16です。
 編成名は、3101

KATOさん、次はこれを出してくださいね。

 

アレグラの仲間が来ました その2 Arosa color

RhB Allegra Arosa color (手前の青い方:実物はありません)

アレグラの仲間が来ましたの2回目

今回は、青いアレグラ 3500編成
本来この番号は形式を表す番号です。


この車両の実物はありません。
俗に言う「うそ電」

RhB Allegra 3500 (青)

レーティッシュ鉄道の行き先にアローザと言う観光地があって
そのアローザをPRするために1990年代にアローザ観光局がお金を出して「アローザ・エキスプレス」と、言う列車を走らせました。

 その後、観光局とレーティッシュ鉄道の契約は終わり、「アローザ・エキスプレス」の運行は終了しました。
でも、青い塗装の車両は残りました。

 2010年にアレグラが登場し、交流・直流のどちらでも走れるアレグラは、アローザ線も走りました。


これに鉄道模型メーカーのBEMO(HOm規格・12mmゲージ)が着目し、青いアローザカラーのアレグラを作り好評を得ました。
 次に、レーマン(LGB規格 1/22.5 45mmゲージ)がアローザカラーの青いアレグラを出しました。
 そして今回、NOCHがBEMOからライセンスを取ってNゲージ 1/150 9mmゲージのアレグラが出ました。
(BEMOやレーマンの写真は、下記をご参照ください)

blog.hatena.ne.jp

 模型は、3メーカーから発売されているのに「本物がない」

 これが刺激になって、本物が出来たら面白い。「うそから出たまこと」

 以前、102両編成の列車を走らせてギネスブックに載ったレーティッシュ鉄道の話題つくりになるので、
レーティッシュ鉄道に「本物を出してよ」って、お願いをしようと思います。

KATO アレグラの仲間が来ました その1 ABB Color

 昨日、鉄道模型メーカーのKATOがドイツのNOCH向けにOEM生産した製品が届きました。

KATO/NOCH RhB allegra 3500 アローザカラー(青) と 3512 ABBカラー(白)

2016年にKATOから発売されたRhB(スイス・レーティッシュ鉄道)のアレグラ
発売されたときの車番は3501
その後、3502,3508、今年は3506と再販されるたびに車番が追加されてきました。
 そして、このたび、KATOと提携先のNOCH向けに3510と3500が発売されました。

 

白い列車がABBカラーのAllegra 3510編成

allegra 3510編成 新ABBカラー

 

3510は、スイスの電気機器メーカー「ABB」のラッピング塗装となっています。
ちなみに「ABB」は、先日、東京で行われたフォーミュラE選手権のスポンサーでもあります。

 

フォーミュラE 東京大会 


ABBはスイス・チューリッヒに本社がある重電、産業用ロボットなどを作る会社です。
日本にも関連会社があり600人ほどの従業員がいます。

 

Allegraに戻って、今回、NOCHから発売されたABB colorの車番は3510ですが、
もう1編成3512もABB colorです。

allgra 3512編成 旧ABBカラー 赤いラインがない

こちらのほうが一世代早くABB colorになっていて、
その後、3510と同じ赤いラインが入った新しいABB color
になりました。

allegra 3512編成 新ABBカラー 赤いラインがある

こうなると3512の旧ABB colorも欲しくなる。
KATOさん、日本価格で出してください。

NOCHさん価格は高いから (^^)v

KATO さん レーティッシュ鉄道のこの車両を出してください。 その1 AGZ

先日、KATOさんから発売予告があったRhBの車両は
私の期待に反して、貨物列車でした。

今日は、発売して欲しい車両について書きます。

その1、AGZ(2016年に走り出したアルブラ客車)
<Alvra-Gliederzug>
レーティッシュ鉄道が2007年に定めた近代化計画に基づいて導入された車両です。
KATOさんで言うと「アルプスの赤い客車」を近代化するために導入されました。
7両編成で、機関車と反対側には、アレグラと同じデザインの運転台を持つコントロール車(Ait578)が連結されます。

スイス・レーティッシュ鉄道 アルブラ線 新型車両 AGZ

 私がはじめてAGZを知ったのは、2014年春でした。

KATOから発売されているRhBの車両は、氷河特急だけでした。

 2012年にスイスでアレグラに乗り、2013年からRhB限定のNゲージをはじめました。

私は、無謀にも「アレグラ」を作りたい!

 と、思い、ネット上で「swiss RhB allegra」と、検索しました。

 

すると、RhBの車両を作っている「シュタッドラー・レール」のHPから

下記のPDFが出てきました。

レーティッシュ鉄道 AGZ 計画案内書 1

レーティッシュ鉄道 AGZ 計画案内書 2

 2011年に作られた計画案内書で、AGZのついでにアレグラの写真が出ていました。

AGZについて言うと、

1、ドアが片開き

2、コントロール車が付いていない

など、実車との違いがあります。

 

2015年になると、下記のイラストになります。

2015年 AGZ の 完成予想図

 コントロール車が付き、ドアが両開きになりました。

そのころのレーティッシュ鉄道の社内報「info Retica」には、

コントロール車の2等車の図面も出ています。

 

RhB Bit 578

AGZの紹介ページ

RhB 社内報 info Retica 2015年2号(季刊)の表紙

 AGZは、バリアフリーを主眼として導入されています。

Bit578の平面図でドアの左側に描かれているのは、日本の新幹線で導入されている

「多目的トイレ」です。

これがあるので、車番形式に「i」が入ります。

 また、日本にもなじみが深いレーティッシュ鉄道では、「箱根登山鉄道」と書かれた車両もあります。

落成式に参列した箱根登山鉄道の関係者

 

 この車両の模型化は既にBEMOで製品化されています。

BEMO製 RhB AGZ A570 hakone

KATOさん、BEMOでも製品化してるんだから、

早く、製品化してくださいまし。、。

 

本日は、以上です。

 

KATOよりRhBの新車両発売の件

2月の初めにKATOさんより、6月の発売予定として、

私のターゲット鉄道会社「スイス・レーティッシュ鉄道」のNゲージ車両が発売される。

と、アナウンスがありました。

 レーティッシュ鉄道と聞いただけで、

 とてもうれしいはずなのに、

 飛び上がるはずなのに、

なぜか、浮かぬ気持ち。。。

KATO 新製品 スイス・レーティッシュ鉄道の貨物列車、長物運搬車ポスター

その訳は、「またも、貨物列車だったのです」

2022年にもコンテナ貨物(冷凍コンテナ・ポストコンテナ)が発売されました。

そのときは、「よく、貨物列車まで出してくれたね。ありがとう!!(ハートマーク)」って、感じだったけど、今度は、「えー、また、貨物??」って、感じです。

 普通だったら、即日、量販店サイトから予約なのですが、

まだ、予約してません。

 

この気持ちをたとえるなら、

 ながーい、行列があって、

豚まんを買う行列だと思って並んでいたのに、たこ焼きが出てきたみたい。

「きのう、いか焼き食べたとこやのに、、」

って、感じです。

 

 でも、せっかくRhBのNゲージ車両を発売してくれるので買います。

買うのは、

品番10-1892 長物車 R-w(コンテナ積載) 4両セット を1セット

品番8203 レーティッシュ鉄道 長物車 R-w を3両 です。

丸太関係は、買いません。

このブログのバックナンバーを読んでくださってる方は、

ご存知だとおもいますが、丸太運搬車もどきを2017年に作りました。

まさか、KATOさんが出してくれるとは、思ってもみなかったからです。

その点では、うれしいです。

種車は、Tomixのタキ7000、これに割り箸などから作った木材を載せました。

木材運搬車(もどき)製作 その1 氷河特急のショートカプラー加工 - スイス・レーティッシュ鉄道ファンのブログ

木材製作工程

木材運搬車(もどき)製作 その2 木材作成 ふきとりで塗装 - スイス・レーティッシュ鉄道ファンのブログ

 

出来上がった我が家の丸太運搬車(もどき)
いつか、グレーに塗装しようと思いながら今日に至る

実物の丸太運搬車 (ベルニナ線・デアボレッツアにて)

 

どうせ、貨物を出すならタンク車を出してください。

RhB タンク車を含む貨物列車

 

 

スイスRhBアレグラのアローザラッピングは望み薄

実車はないのに、模型の世界ではLGB(1/22.5)、HOm(1/87)、N(1/150)と各縮尺で存在する
レーティッシュ鉄道:アレグラのアローザラッピング。
レーティッシュ鉄道へお願いする前に「どうしてアローザラッピング」と言うものがあるのか?
調べてみました。

RhB アローザラッピング車両(実車

 「Bing Chat」 でも調べましたが、アローザ線は出てきましたが、「ラッピング」までは出てきませんでした。
ほかの方法として、ドイツ語のWikiを調べると出てきました。
 次のとおりです。
https://de.wikipedia.org/wiki/Arosa-Express

Der Arosa-Express war eine speziell fur den Tourismus konzipierte Zugskomposition auf der Bahnstrecke Chur?Arosa der Rhatischen Bahn (RhB). Der Zug existierte offiziell von 1997 bis 2007 und verkehrte das ganze Jahr uber mehrmals taglich zwischen der Kantonshauptstadt Chur und dem Ferienort Arosa.

 ドイツ語、なんじゃこりゃ!
大学で第二外国語としてドイツ語をとりましたが、覚えているのは、日本語の「は、が、の、を、に」にあたる
der,des,dem,den、dei,der,der,dei、das,des,dem,das だけ。

 しょうがないので、Google 翻訳にお願いしました。
 そう言えば、スイスでもサンモリッツ・ピッツナイル頂上のレストランで日本語メニューを作って居られる時、
Google翻訳を使ってメニューを作って居られました。
 でも、「ナッツタルト」を「タルトナット」と書いておられたので、
添乗員さんが「これは変ですね。ボルト・ナットみたい」と言って訂正しておられました。

ピッツナイルのレストランで添乗員さんがメニューを添削しています。

さて、<Google 翻訳>では、次のとおりです。
「アローザエクスプレスは、レーティッシュ鉄道(RhB)のクール- アローザ鉄道線の観光専用に設計された列車編成でした。この列車は 1997 年から 2007 年まで正式に存在し、州都クールとリゾート地アローザ間を年間を通じて 1 日に数便運行されていました。」

との翻訳です。大体わかります。
「2007年まで存在し」と、言うことは、今はないのかな?

続く部分を要約しますと、次のとおりです。

 アローザ線は、1914年にスイス国鉄の駅「クール」とリゾート地「アローザ」を結ぶアローザ鉄道として開通しました。
その後、1942年にレーティッシュ鉄道に吸収合併されました。
路線距離は26km、所要時間約1時間。
 架線の電流は、1997年まで直流2400Vでしたが、レーティッシュ鉄道の本線系統に合わせるため交流11000Vに変更されました。これによって、レーティッシュ鉄道の車両がアローザ線にも運行できるようになりました。
 この電流変更を機にアローザリゾート振興のため、アローザ観光協会と地元が、10年の期限付きで60万スイスフラン(2024年のレートでは1000万円ほど)
の資金を出し、旧車両の車両の改造、ラッピングをしてアローザエキスプレス誕生させました。

 契約満了が近づいたころ、レーティッシュ鉄道では、新型電車アレグラの計画があり、アローザ線にも運用できることから、アローザエキスプレスのラッピング構想が持ち上がりました。
 しかし、10年後の2007年、アローザ観光協会は、当初の目的を達成した。として、契約の更新はしませんでした。
その後、アローザエキスプレスと言う名称は残りましたが、ラッピングされていた旧車両は一部を除いてレーティッシュ鉄道の標準色である「赤」に戻されました。
 
 ゆえに、アローザラッピングのアレグラは、絵に描いた餅(ドイツ語でどう言うのかな?)になってしまいました。
でも、ブルーに花々をあしらったラッピングは魅力的で模型化されました。
 私としては、アローザラッピングのアレグラを実現し「うそから出たまこと」にして欲しいところですが、1000万円は出せませんので、やはり、KATO/NOCHの35,000円コースで満足するしかないようです。

 

ちなみに「アレグラ」は、スイス固有の言葉「ロマンシュ語」で「こんにちは」です。

KATO/NOCH アレグラ「アローザ」ラッピング車両 「実車はありません」(2024年1月現在)

 久々にレーティッシュ鉄道のブログです。

KATO/NOCH RhB allegra 3500 

 先日、ホビーセンターカトーの新製品発売情報で「えらいもん」を見つけてしまいました。
昨年の11月から予約受付を始めていたようですが、昨日知りました。
 それは、NOCHから委託生産でKATOが生産する商品です。
今までにも、機関車のGe4/4Ⅲ「Holcim」、Ge4/4Ⅱ「アローザ線開通100周年記念」などがありました。

 そして、今度は、ABe4/4 8/12 AllegraのABBAカラーとアローザカラーです。
見つけてしまったら欲しくなります。
でも、価格が高い!

ホビーセンターカトーのページ


3両セット、標準カラー 17,600円(税込み)
ジョーシンweb 13,025円税込み)

<予価>
ABBAカラー 35,000円+3,500円(税金)=38,500円 標準の2.2倍

アローザカラー 30,500円+3,050円(税金)=33,550円 標準の1.9倍

どちらも2倍前後します。
KATOとしては、NOCHからの委託生産だから出来たものは一度NOCHに送って、
それから、逆輸入するから高くなるのでしょうか?
両方とも欲しいけど、金と力のない私には無理!
(昔から「○○おとこ、「かね」と「ちから」はなけりけり」と、言います)(*^_^*)

結局、アローザカラーにしました。
なぜか?「実車がないから」です。
アローザカラーのアレグラは、実車がないのに模型だけが
さまざまなスケールで存在します。


LGB(45mmゲージ,縮尺1/22.5) メーカー名:レーマン (363,000円:標準色)

LGB レーマン製 アレグラ アローザラッピング

 

HOm(12mmゲージ,縮尺1/87)   メーカー名:BEMO    (99,000円:標準色)

HOm BEMO製 アレグラ アローザラッピング

 

N  ( 9mmゲージ,縮尺1/150)  メーカー名:KATO/NOCH (33,220円)

上記のLGB,HOmに比べたら安いものだ!と、やせ我慢をして予約を入れました。

ホビーセンターカトーからの確認メール


あれ?価格が…
31,600+税金3,160円=34,760円+700円(送料)=35,460円
<予価>より2,000円も上がってる!

これも円安のせいか?
 調べました。

対ユーロ 11/1 159円、2/1 159円。為替は変わってないのに…。

 ともかく、しょうがない。
ほれた弱みだ。35,460円用意しよう(泣;

 

 模型に習って、レーティッシュ鉄道が「アローザカラー」を作ってくれたら面白いのに、と、思います。
 KATOから送られてきたら、以前に作ったラングィース橋の上での写真を撮って、レーティッシュ鉄道へお手紙を出してみます。

https://nabeshimasenna.hatenablog.com/entry/2023/10/17/094649

 

https://blog.with2.net/link/?id=2094915