先日、映画「Heidi」をテレビで放映していました。
制作は、ドイツ・スイス(2015年)となっています。
俳優は、おじいさん役のブルーノ・ガンツ以外知りません。
ブルーノ・ガンツは、2004年の映画「ヒトラー 最期の12日間」でヒトラー役を演じ高い評価を得ていました。
2019年に亡くなっています。
映画の紹介は下記をご覧下さい。
https://eiga.com/news/20170519/21/
https://www.swiss-ex.com/blog/item/12429.html
舞台となる村は、マイエンフェルトから山へ入った架空の村デルフリ村。
現在、マイエンフェルトはスイス国鉄のチューリッヒからクール行きの急行で1時間半ほどのバート・ラガッツで普通列車に乗り換え10分ほどのところにあります。
1歳で両親を亡くしデーテ叔母さんに育てられた5歳のハイジは、
デーテ叔母さんに連れられて、おじいさんの住むデルフリ村の山へ向かいます。
マイエンフェルトからデルフリ村まで馬車、
村からオンジお爺さんの住む山の家まで歩きます。
ハイジは、山の子供として自然の中で育ちます。
ヤギ使い少年ペーターと友達になり、楽しく過ごしていました。
すると、デーテ叔母さんが山へハイジを連れ戻しにやって来ました。
ハイジが、フランクフルトのお屋敷に住み車イス生活をするお嬢さん:クララの相手をする少女になるためです。
ハイジは山を降り、デルフリ村から馬車でマイエンフェルトへ行き、列車に乗ります。
この列車がスイス国鉄のはずですが、「レーティッシュ鉄道」でした!
ハイジが最後尾の車両へ走って行き、山へのなごりを惜しむシーン。
連結器を見てピンと来ました。
「これは、スイス国鉄ではない!レーティッシュ鉄道または、MGB(マッターホルン・ゴッタルド鉄道)だ!」と、思いました。
このときに車両の室内も写ります。
座席が木製です。
レーティッシュ鉄道のサイトで車両紹介を見ると
3等車でした。
ハイジはフランクフルトのお屋敷でお嬢様の相手をして過ごしますが、
しばらくすると夜中に徘徊する夢遊病になります。
クララのお父さんデーデマンさんが、友人のお医者さんに相談すると
お医者さんは、山が懐かしくホームシックになっているのだろう。
山へ返してやるのがいいだろう。
と、言う事になり、ハイジは、召使のセバスチャンに連れられて列車に乗り、
マイエンフェルトへ向かいます。
このときの場面。
これをレーティッシュ鉄道のサイトで見ると
1等車でした。
ちゃんと車両を使い分けていました。
ハイジは、山へ帰りました。
以前のように山の暮らしをしていて元気に過ごしていると、
しばらくして、クララがおばあさんに連れられて遊びに来ます。
そして、数日してクララは車イスを離れて歩けるようになりました。
映画のエンドロールのクレジットを見ていると、
出ました!
ところで、また、疑問が湧きました。
ハイジが鉄道に乗り降りした駅。
レーティッシュ鉄道の中のどこか?
つづく