さて、急勾配と平坦部が入り組んでいた我が家のアルブラ線。
なるべく均一な勾配にする工事を行いました。
3410mmの距離で185mm上がるので、平均勾配はだいたい5.4%くらいです。
直線なら近年のNゲージ車両は、軽く上がるのでしょうが、150Rのカーブ、S字カーブ
更に、フレキシブルレールを敷設する際に無理やりカントも付けてしまっています。
(レイアウトを作り始めたとき、素人の無知と欲張りでレールの外側を1mm位持ち上げています。)
カントの付いた150RのS字を通過する車両は、連結部で「ねじれ」が発生し、走行抵抗が大きくなっていると思います。
そんな言い訳をしておいて、走行テストをします。
Ge4/4Ⅲは、強力な牽引力で改修前から安定した走りをしていましたので、
先ずは、Ge4/4Ⅱが負担の軽い氷河特急の客車を牽引します。
SBB線を跨ぐ第一ループ、
順調に進みます。
このあたりで20mmほど下げました。
以前は、ウーン、ウーンといっていたところですが、
スムーズに上がります。
停まらずスムーズです。
手前のS字もスムーズ
以前、平坦だった部分に勾配を付けましたが、順調です。
第二ループも順調。
このあたりは、以前、苦しかったところ。
今回は、順調です。
と、いうことで、氷河特急の客車6両は、スムーズに上がれました。
次は、アルプスの赤い客車・EW1、6両です。
改修前は、モーターに大きな負担が掛かっていた車両です。
まずは、第一ループに掛かりました。順調です。
順調、順調!
第一ループは、スムーズに通過です。
第二ループへも順調です。
カントの付いたS字もクリアしました。
無事に上がってきました。
と、いう事で、赤い客車・EW1・6両もスムーズに上がれました。
先ずは、平準化工事の効果はありました。
ご存知のように、現在、KATOのレーティッシュ鉄道シリーズの動力は、3種類あります。
1、Ge4/4Ⅲ 一番の力持ち
2、Ge4/4Ⅱ 今回発売されたコンパクトな機関車
3、ABe8/12 KATOの動力は、電車がベースだからか、一番非力
と、いう事で、我が家では、アルブラ線をベルニナ急行が走るときは、動力を2両にしていました。
今回、アルブラ線の勾配を平準化したことにより、ベルニナ急行の動力をオリジナルの1両にすることが出来るでしょうか?
つづく