私が、一番たくさん乗った列車。
「急行ちくま」でも一番最初に乗ったのは、昭和33年(1958年)12月で「準急ちくま」だった。
私が5歳のときだった。
大阪駅で3時間くらい行列を作って乗った。
年末にスキーをか立てて並んでいたらNHKの腕章をしたアナウンサーがマイクを持ってやって来た。
「お正月をスキー場で迎える皆さんです」と、言って母にマイクを向け
「どちらへ行かれるんですか?」
「しろうま大池です(現在の栂池)」
「どうぞ楽しんできてください」と、アナウンサーは行ってしまった。
押し合いへし合いして乗ったら、「しょば屋」というおじさんが4人席の通路側に足を投げ出して
「とうせんぼ」して「お金を出したら座らせてやる」と、がんばっている。
みんなが遠巻きに見ていると、制服を着た鉄道公安官が2人やって来て、
「きみ、きみ!だめだめ!ちょっと来なさい!」と、強い口調で言った。
おじさんは、「なんでやねん。連れがくるんやんけ」と、言い訳したが、
引きづり降ろされてしまった。
そのときの切符は、ないけど、以下
今晩のところは、並べるだけにします。