ツアーは、昼食後、白山平泉寺を回って福井駅に戻ってきました。
私たちが乗車するサンダーバード38号まで1時間余りありますので、
さっさと夕食のお弁当を買って、ホームに上がり福井駅を発着する683系たちとのお別れ撮影会をします。
ホームに上がると、九頭竜湖線の列車が目に留まりました。
16:50発 九頭竜湖行き キハ120
16:57福井着 普通列車 1253M 折り返し 17:10発 武生行き 1248M
金沢行きの特急たち
大阪、米原、名古屋方面行きの特急たち
この683系のボディにはJR西日本のブルーの下にJR東海のオレンジが入ります。
余談ながら、この色合いって、
いつも乗っている南海電鉄のラインと同じでした。
いよいよ、私たちが乗るサンダーバード38号に乗車しました。
T41編成でした。(先頭車の写真を撮れませんでした)
座席は9号車16番AとB
先頭車の一番前の席。
前は、壁です。前面眺望なし!
ふつうのクモハ683-5501です。
でも、テーブルが大きくコンセントも付いていますので、壁を見ながら弁当を食べてもいいか。
と、無理やり納得します。
でも、すぐに納得できなくなりました。
走り出して数分もするとすごい揺れ!
上下左右に揺れます。
まるで阪堺電鉄・上町線の専用軌道をモ161が60km/hで走った時見たいな状態!
ぎょえー!
こんなところで弁当を開いていて床に落としたら志村けんのコントになってしまう!
そう言えば、思い出しました。
1990年代、スーパー雷鳥で富山から帰ってくる時もこんな風に揺れました。
その時は、座席の取り付け位置が通路より10cmほど高くなっているハイデッカー仕様だからか?
と、思いました。
でも、それから20数年経っていますが、よく揺れます。
もう、ここには居られません。
6号車び自由席に空席があるかどうか見に行きました。
指定席はほぼ満席でしたが、自由席は3割くらいしか埋まっていませんでした。
先頭車にもどり、家内と一緒に自由席に移りました。
揺れはとても少なく普通の列車です。
やれやれ、ほっとして弁当を広げて弁当を食べました。
ところで、この683系9両編成には、モーターを積んだモハが3両しかありません。
前から
クモハ683,サハ682,サハ683,サハ683,モハ683,サハ682,モハ683,サハ682,クロ683
3両の動力車で6両の付随車をひっぱり、130km/h(最高速度は瞬間かも?)で走るって、これはすごい事だと思います。
列車の揺れには困りましたが、無事に大阪へ到着しました。
私は、もう、北陸本線を走る特急列車に乗車することはないと思います。
さよなら北陸本線。
経済的繁栄の中、スピード至上主義の時代に立案された計画が、半世紀を経て、
経済的失速状態、国債乱発で市場にはお金があるが、庶民の給料は上がらす、
人口は減少を続ける時代に実現します。
この整備新幹線が「負の遺産」にならないことに、淡い期待を持ちつつ望みます。