スイス・レーティッシュ鉄道ファンのブログ

スイス・氷河特急を走らせるレーティッシュ鉄道をテーマにしたブログです。

ランチを食べに伊勢へ その3 アーバンライナーでの思い出

 さて、隣の7番線には、アーバンライナーが停まっていました。
 5時58分名古屋発→8時22分上本町着 8両編成でした。

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8両編成のアーバンライナーPlus 21000系

 1988年に登場したアーバンライナー
当時、私は、東京本社の会社の大阪営業所勤務で名古屋地区も担当していました。
名古屋へは毎月出張していて、出来るだけ近鉄で行っていました。
 自宅が南海高野線沿線なので、新大阪・新幹線経由との差は20分ほどでしたので、
安い近鉄でプレミアムシートを楽しんでしました。
 当初は、6両編成のうち2両がプレミアムシートでしたが、現在は、名古屋側の1両のみとなっています

<思い出1>
そのころは、車内販売があって女性販売員さんが、飲み物やお弁当を販売していました。
私は、名古屋への出張は出来る限りこのアーバンライナーを使っていました。
ある時、名古屋からの帰りに、頭痛がひどく、窓ガラスに頭をくっつけてぐったりしていると、
販売員さんが、「バッファリンですがいかがですか?」とくださって、助けてもらって有難い思いをした
事があります。
<思い出2>、名古屋行きでは、鶴橋から名古屋までノンストップだった頃、
7時難波発の名古屋行きに乗った時の事、八木を過ぎて車内検札がありました。
私と同じ車両に乗っていた女性が、車掌さんと一緒に後のほうに行かれました。
そのあと、何のアナウスもなく榊原温泉口に停車しました。
どうしたのかな?と、思っているとその女性がホームに立って居られました。
 正確なことではありませんが、きっと、女性は伊勢方面へ行かれる方で5分後の賢島行きと
この名古屋行きを間違えて乗られたのだと思います。
 それが検札で判って、車掌さんは融通を利かせて上記の便宜を払ったのだと思います。
<思い出3>
 鶴橋から名古屋までノンストップだった頃、
所要時間が2時間を3分から5分くらい越えていました。
運転士さんの乗務規定では2時間を越えてはいけないらしく、
アーバンライナーでは、二人運転士さんが乗車し、伊勢中川手前の短絡路で交代しておられました。
大阪から短絡路まで車掌さんだった方が、運転士さんになりました。
交代する時は、目隠し幕を降ろして見えないようにしておられました。
2012年からはすべての名阪特急が津にも停車するようになり、走りながらの運転士さんの交代は見られな
くなりました。(元々、目隠し幕でみえなかったけど)
そして、2020年に「ひのとり」が登場すると、毎時0分発の甲特急の座を「ひのとり」に渡し、
アーバンライナーは、30分発の乙特急になりました。

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2019年9月11日 青山トンネル内で

 ところで、このアーバンライナーは、全車がモーター車、設計最高速度は175Km/hだそうですが、
通常の最高運転速度は130km/hです。
車内の出入り口ドアの上にモニターがあって、先頭車両の映像や、最高速度が表示されます。
 私が2018年に経験した最高速度は、126km/hです。青山トンネルの中で数分だけ経験しました。
トンネル内で線路が安定しているからか、揺れや振動は余り感じられませんでした。

さて、次は、伊勢志摩ライナーです。

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