スイス・レーティッシュ鉄道ファンのブログ

スイス・氷河特急を走らせるレーティッシュ鉄道をテーマにしたブログです。

ランチを食べに伊勢へ その4 伊勢志摩ライナー 今、昔

 伊勢志摩ライナー近鉄23000系電車)は、1994年に登場しました。
先頭車のデザインは、アーバンライナーに似ていますが、連結器に上がデッキ状になっていたり、
ヘッドライトが四灯式になっていたりして、すこし違いますが、好ましい形状です。
 アーバンライナーが大阪⇔名古屋間のビジネス特急に対し、
伊勢志摩ライナーは名前の通り伊勢志摩への観光特急です。
今の「しまかぜ」の先輩ですね。

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伊勢志摩ライナー 近鉄23000系電車 更新後

 私が伊勢志摩ライナーに乗るのは2度目です。
前回は、2001年に母の喜寿のお祝いで浜島へ行った時に乗りました。
 当時、伊勢志摩ライナーは、まだ、2013年のリニューアル前でボディーカラーは、6編成ともイエローとホワイトのツートンカラーのみでした。
 また、5号車のサロンカーは喫煙車両でした。
 このとき、私たちの座席は6号車にあったのですが、ヘビースモーカーの母は、喫煙の時だけサロンカーへ行っていました。(^^♪
 今、車体カラーは、ローズピンク+ホワイト、イエロー+ホワイトが3編成づつになっています。

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車両中央に書かれたロゴ

 今回、私が乗ったのは、イエロー+ホワイトでした。
 今日の「ランチを食べに伊勢へ」は、往復の電車賃、食事、お風呂代のすべて込みで10,000円!
帰りは、しまかぜ料金1,050円を上乗せしましたが、格安でした。
 なので、往路の伊勢志摩ライナーはレギュラーシートでした。
デラックスシート分を上乗せしたら、デラックスシートにしてくれたのかも知れませんが、
気付きませんでした(^_^)
 上本町から伊勢志摩ライナーに乗りましたが、切符は鶴橋→賢島となっています。

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鶴橋→賢島の特急券

 発車前の車内放送を聞いて停車駅の多さにびっくり!
上本町の次から、鶴橋、大和高田、大和八木、榛原、名張伊賀神戸榊原温泉口、伊勢中川、松阪、宇治山田、五十鈴川、鳥羽、志摩磯辺、鵜方、そして終着駅・賢島。
 以前は、大和高田や大和八木~宇治山田間停まらなかったと思います。
ま、観光列車なのでこれでいいかと思いましたが、途中での乗り降りするお客さんをたくさん見かけたので、観光とばかり言えないようです。(急行+αかな)

 上本町~松阪で停車駅数を比較すると
伊勢志摩ライナー 9個目が松阪
急行は、     16個目が松阪です。

 

 次に、以前との違いを感じたのは、車内販売がなくなったこと。
車両のデッキ部分にポツンと自動販売機が置かれていました。
時代の流れですかね。

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ぽつんと自動販売

 走り始めは、少しガクンとしますが、25年も前の車両だから仕方ないかな?と、思いました。
<蛇足ながら>
その昔、1960年ごろ、私が小学生の頃の近鉄南大阪線では、1930年代(昭和十年代)製造の電車が走っていました。4両編成で、車内放送はなく車掌さんが一番後ろの車両で「次はふじいでら~、ふじいでら~」と、声を張り上げますが、周りに人に聞こえる程度でした。
 その車両が走り始めるときは、すごい衝撃でした。
ドアが閉まり、チンチンと運転席でベルがなると、運転士さんが「出発進行!」と、
声を上げ、直接制御器をガチャガチャと回すと、モーター車が付随車をガッチャン、ガッチャンと引っ張り、お客さんは、ロングシートの上を転げ周りそうになります。子どもの私は転げてシートから落ちた事がありました。また、ラビットカーが出た時には、走り出しのスムーズさに驚いたものでした。
<蛇足終わり>

 


 などと家内に話をしていると、電車は宇治山田に着き、大半のお客さんは降りました。
そして、鳥羽を過ぎると車両には私と家内の二人になりました。
 自席に座っているのも飽きたので、志摩線は先頭車両の展望デッキ(運転士さんの後ろ部分)へ行く事にしました。
  つづく

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