JR西日本の新快速、
1970年大阪万博の時、国鉄の料金が私鉄より高いことが敬遠され、
国鉄利用者数が私鉄に負けていました。そこで、新快速が生まれました。
昼間、あまり特急が走らない複々線の列車線を使って、
快速よりも速い快速を走らせたのが「新快速」の始まり。
とは、皆さんもよくご存じのことと思います。
大阪⇔京都間を30分で結び、阪急や京阪からお客さんを奪い返した。
と、言う、逸話は有名です。
現在は、最高速度130km/hで走ることもよく知られています。
さて、それでは、その130km/hでどれくらいの距離または、時間走るのでしょうか?
先日、大阪⇔草津間で新快速に乗車しましたので、「駅ナビ・速度計」を使って計測しました。
大阪駅で「さー、測定するぞ!」と、勢い込んでいると、アナウス流れます。
「新快速・野洲行は約5分遅れで尼崎駅を出発しております。皆様方には‥」
ありゃ!出鼻をくじかれた!
でも、新快速はよく遅れます。
無理して、尼崎の事故みたいになるより5分遅れでいいです。
「安全第一!」
さて、乗りました。午前9時45分発は空席が目立つほど空いていました。
外国人観光客の方は、前に発車した快速に乗って行ってしまいました。
新大阪を出て、測定開始!
おお!スピードが上がってきました。
おお!がんばれ!
もう少しで、130km/h!!
と、思ったら、高槻に停車のため、パワーオフ。
ありゃ~。
130㎞/hは、出ませんでした。
その後も、120km/h 前後で推移し、
山崎付近では減速でした。
さて、阪急の高架を越えて、
京都に向かってスパート!
出ました!
130km/h!!
でも、ほんの一瞬。
時間にして10秒ほどでした。
その後、京都に到着した時には、「ただいま2分遅れで運転しております」
と、車内放送がありました。
と、言うことは、無理にビュンビュン130km/h出さなくても回復運転できるんだ。
と、ダイヤに余裕を感じて安心しました。
京都から先は、列車線ではなく電車線を通りました。
各停ではないけど、停車駅も多くなるので、130km/h には及びませんでした。
同様に、帰りも130km/hが出たのは、数秒間だけでした。
でも、この時の数秒前には、133km/hも記録しました。
5秒後には128km/hになりました。
だいたい、125km/h~128km/hの間で走っています。
と、言うことで、
「新快速は130km/hで走ります。
でも、そんなに長い距離、長い時間は走りません」
ということがわかりました。
そりゃそうですよね。
F1の予選みたい、全力で走ってやっと間に合うようなダイヤだったら怖いもんね。