KATOのアレグラ(KATO製品コード 4998-1S)は、とても気に入っている車両です。
2012年にスイスへ行ったとき、よく乗りました。
NゲージがKATOから発売されると知ったときは、飛び上がって喜びました。
なので、8編成ほど持っています。(3501,3502,3508合わせて)
でも、モーターがウィーンと大きな音を立てる割に力不足で、
KATOアルプスのデスクトップレイアウトの5%勾配もベルニナ急行の客車6両を牽引すると
ウィーン、ウィーン言いながらやっとの思いで上がる状況です。
(アレグラの2両もT車なので、1動力で8両を牽引する事になります)
そこで、KATOから単体で発売されているスロットレスモーター TyepA(11-503ーA)を入れてみたいと思いました。
(ポケットラインの新動力が「コアレスモーター」でこちらは「スロットレスモーター」
よく判りませんが、「コアのないモーター」と「スロットのないモーター」だということはわかります)(*^_^*)
しかし、スロットレスモーター TyepA(11-503ーA)の適合表を見ると、
【フライホイール・集電シューちがい】GM3モーター #DE10お使いいただけません」
と、書いてあります。
これは、どういうことなのか?
ともかく、【フライホイール・集電シューちがい】と、「お使いいただけません」
は、理解できます。
一筋縄で出来ない事はわかりました。
私は、「出来ない」と、言われたら「出来る様にしたくなる」悪い性格です。(*^_^*)
ともかくスロットレスモーター TyepAを買いました。
やってみます。
まずは、分解します。
動力部を分解します。ライトユニットを外すとモーター、ダイキャスト部が分かれます。
5cmほど間隔をあけていますが、これ以上、近づけると磁力でくっついてしまいます。
大きさは、同じ感じ。
フライホイールもノギスで測定すると、8.8φ 長さ6.4mmで同じです。
希望が湧いてきました。
モーターはプラスチックの台座と一体になっています。
台座は、モーターの軸受け部に固定されていますので、
一旦、フライホイール方向に広げて、モーター軸から垂直方向に引き抜くと外れます。
台座の反対側(車体下側)は、モーターに赤い部分があります。
下側を示す印かと、思います。
モーター下側から見た写真です。
モーター右側の丸いターミナルから下方向へ伸びているのが今回問題の集電シューです。
燐青銅版で作る事も考えましたが、
今回は、元の部品を外して、スロットレスモーター TyepAに移植します。
モーターのターミナル分解
ターミナルをラジオペンチでつかんで回転させながらそっと引っ張ります。
強く引っ張ると中に入っているスプリングやブラシが飛び出して紛失してしまいますので慎重にそっと!
モーター側(上)から順に ブラシ、スプリング、集電シュー、ターミナルです。
写真の左上に見えているのが、スロットレスモーター TyepAに付属の(みなさまおなじみの)集電シューです。
スロットレスモーター TyepAのターミナルを引き抜いて、集電シューを入れ、組み立てます。
ターミナルを引き抜いたモーターを並べたところ
上;通常モーター、下;スロットレスモーター TyepA
スロットレスモーター TyepAに集電シューを取り付けました。
スロットレスモーター TyepAに台座を被せました。
車体を元に戻してさて試走です。
アルプスのデスクトップレイアウトの5%勾配をベルニナ急行の客車6両牽引で登ります。
走り出しは、とてもスムーズ。スーっと走り出します。
5%勾配も軽くスムーズに上がりました。
アルブラ線はどうでしょうか?
残念ながら、途中で止まってしまいました。
さて、また、対策を検討します。
今日のところは、アレグラにスロットレスモーターTyepAが付けられた。
と、言うことで終わりにします。